
転職するため,2005年の4月頃から情報収集を行っていました。そんな時に,キャリア強化科目の担当教授から,京都大学の教授が進めているプロジェクトに参加してみないかと勧めていただき,システムの実装を行う技術者として参加することになりました。就職は,そのプロジェクトに関わっている企業へ決まりました。しかも驚いたことに,「主任」として採用されました。嬉しい反面,期待に応えなければならないというプレッシャーもありますが,がんばりたいと思います。
視野が広がったことです。教授からは,現場での考え方や各専門分野の知識をはじめ,今までの仕事の中では理解しにくかった,「組織全体の捉え方」や「企業上層部の思考」も学ぶことができました。ソフトウェア業界だけにとどまらず,幅広い分野で通用する知識を身につけることができたと思います。また,様々な経歴を持つ同期生からも多岐にわたって刺激を受けました。仕事を続けながらの忙しい毎日でしたが,充実した学生生活を送ることができました。
「技術的な視点」と「ビジネス的な視点」の双方を得られたことが最も大きいと思います。私たちは第一期生ということで,社会からどのような評価を受けるかはこれからなのですが,私以外にも,「幹部候補」として採用された同期生は多数います。企業側も,従来の研究大学院にはない「視野の広い人材」を育てるKCGIを高く評価しているのではないでしょうか。
教授陣です。学術系の教授陣に加え,大企業で要職に就かれていた教授も多数いらっしゃいますので,企業の生の声を聞くことができました。組織の中で上に立つ人の視点,思考が理解できるようになり,業務に対する見方も変わってきました。「物事を見る視点が変わった」点が大きなメリットでした。
「中堅・中小企業の経営課題とERPシステム導入への取り組み」です。以前から中小企業経営に関して強い興味がありましたし,多くのERPベンダーが中堅・中小企業向けの新しいパッケージを導入しており,市場での位置づけも上がっていたことなどから,このテーマを選びました。
中小企業の経営課題として多くの要因が挙げられますが,外的には,市場や取引先から求められる「コストダウン」への要求にどう応えるかだと思います。内的には,企業内での情報格差・情報の精度をどのように改善していくかだと思います。
ERPシステムを導入することで,リアルタイムに必要な情報を得ることができるようになります。経営層はその情報を基に速やかな経営判断が行えますし,社内的にも必要かつ正しい情報が確認でき,情報格差等の是正にすぐに効果が上がります。また,決算関係等の間接部門業務が簡略化できるので,コスト削減面にも効果があると思います。
SE(システム・エンジニア)として入社する予定です。ERPシステムの導入に関するコンサルティングから,開発・運用・サポート・トレーニングまで行っている企業なので,課程修了プロジェクトを通じて学んだERPに関する知識を活かせると思います。
私もそうだったように,社会人として働いている方にとって,現在の環境を変えるのは勇気のいることです。ですが,現状に満足できない,もっとスキルアップしたい,キャリアチェンジしたいという気持ちがあれば,思い切ってチャレンジすることをお勧めします。