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応用情報学科目群

応用情報学科目群の概要

応用情報学科目群は,社会におけるIT・ビジネスの応用分野を明確にし,それらに特化して学ぶ科目のグループから成ります。マンガ・アニメなどデジタルコンテンツの制作や流通戦略,農業や海洋産業における生産・流通管理など,先進的な応用事例とその要素技術とを併せて学びます。

応用情報学科目群の科目一覧

応用技術動向研究

現在の社会で活用されている情報システムは,様々な要素技術の組み合わせであり,その取捨選択を適切に行うことが成功への鍵となる。この科目では,各自関心のある情報システムの応用事例について,その要素技術の発展の経緯や類似技術との比較などを調査しまとめることで,システム構成の選択眼を養う。

次世代農業情報学

旧来型の農業と異業種とのシナジー(相乗効果)によって実現する次世代農業(Smart Agriculture)が注目を集めている。野菜の生産だけでなく,流通や消費のあり方をも変革する新しいスタイルの「農業」であり,その中心にはITが深く関わっている。そのコンセプトや実施例を学ぶ。

農業経済学

農産物の貿易自由化や,途上国での食糧不足が問題になる中,農業が抱える経済的な側面について考察する。経営・政治・法律などを農業と関連づけて理解し,食糧生産から消費までの一連の流れについて総合的に学ぶ。

農業情報システム設計

質の高い農産物の安定供給のために,農地の環境データや市場の流通量などの情報を集約・分析し,生産者や消費者に提供する情報システムの設計とプロトタイプ開発などを行う。

次世代海洋情報学

船舶の航行管理や水産物の流通管理,漁業者のノウハウの情報化など,現在の海洋産業におけるIT化の可能性とその効果を様々な事例から検証する。工業製品の生産・流通管理の手法との共通部分についても考察する。

海洋産業論

海運,水産,レジャーなどの海洋産業における経済的・経営的な側面について考察し,そのビジネスモデルの特性に対する理解を深める。

海洋情報システム設計

ソナー,GPS,各種環境センサーなどからの情報を集約して,船舶の運航管理や養殖環境の制御などに利用できる海洋産業向け情報システムの設計とプロトタイプ開発などを行う。

医療先端情報学

医療事務支援,電子カルテ管理,治療データ分析など,医療の現場で求められるIT応用技術を様々な事例を通して学ぶ。また,そこに用いられるデータベースや画像解析などの要素技術も明らかにし,今後の医療情報システムの企画・開発の基礎とする。

医療情報と法

個人情報保護法とセキュリティ,社会保険法とレセプト管理など,医療にまつわる各種法律と,医療情報を適切に扱うためのオペレーションとの関係について考察する。

医療情報システム設計

医療情報システムの構築に向けて,患者の症例や医薬品等の情報を管理するための適切なモデル化と,それらのデータベース上での操作手法等を実践的に学ぶ。

フィンテック論

金融業(銀行,証券,保険など)の経済的な役割とその商品・サービスについて概観し,それらの情報を管理するための企業内および対顧客の情報システムが持つべき機能を考察する。最先端の金融情報システムやアプリケーションの事例も紹介する。

フィンテックシステム設計

金融情報システムに求められるセキュリティやAPI開示などのあり方を実例を挙げながら議論する。また,Blockchainやクラウドサービスなど新しいテクノロジーが金融情報システムにもたらす変革についても詳しく考察する。

アニメ企画・製作・プロモーション特論

日本アニメ業界におけるビジネス,技術・製作フロー,海外戦略,求められる人材など,業界の現状に関わる種々のトピックスについて紹介し,技術の発展による産業構造の変遷などにも言及する。また著作権に関係する種々の問題,さらにインターネットの普及によるコンテンツ産業の戦略などを考察していく。

コンテンツ産業特論

日本のコンテンツ産業の,1)同人活動が盛んで,クリエイター候補者の層が厚いこと,2)多様なジャンルのマイナータイトルや同人誌を購入する成熟した消費者が支える市場の存在,といった特徴を学び,それらとアニメ産業とがどのようにリンクしているかを考える。

作話技術特論

マンガを制作する場合,まずシナリオを設計し,それをコマ割りやシーン構成に落とし込んでいく。この科目では,登場するキャラクターやストーリーの観点からシナリオの典型的なパターンについて論じ,そのパターンを効果的に表現するためのコマ割りのルールや背景などの描き方を演習形式で学ぶ。

シナリオ・ストーリーボーディング

アニメーションには,物事を説明するコンテンツや,ウェブサイトのページの遷移など,各種の応用分野が考えられる。様々な角度から設計図のひとつとしての絵コンテおよびシナリオを考察していく。

編集デザイン論

コンピュータ上で編集・表現系ツールを用いるための基礎的な技術を修得し,文字ロゴ作りやレイアウトなど,実際のチラシやポスターの制作に有効な技術を身につける。同人誌や商業誌の製作方法を学ぶ。

リッチメディアコンテンツ開発

インターネットでの配信を目的とした,ウェブ広告や商品,イベント告知などのコンテンツの開発を行う。動画編集,アニメーション編集ソフトなどを用いる。さらにユーザインターフェイスやユーザビリティにも言及し,より使いやすく,訴求力のあるコンテンツ制作に取り組む。

インストラクショナル・アニメーション開発

事象や教育内容を表現し,相手に伝えるための手段としてのアニメーションに着目し,インターネットでの配信も考慮にいれたコンテンツの開発を目的とする。主にAdobe Animateを利用し,インタラクティブ性を持たせた,アニメーションの制作を行う。

音楽とテクノロジー

この科目では,音楽というコンテンツ一つにも,その時代に応じたテクノロジーやビジネスの様々な要素が複合的に関わっていることを理解し,その振り返りをもとに,これからの音楽とともにあるライフスタイルを模索していく。

ディジタル・オーディオ制作

音のデジタル化に関する基礎知識を学ぶとともに,実際に自分の音声を録音し加工する。またアニメや映画の吹き替えを行い,映像に関わる音声技術の実際を学ぶ。さらに発声法など,加工するソースとしての音声をよりよいものにするための技法についても学ぶ。

舞台芸術とIT

舞台芸術でのコンサートの準備,リハーサル,本番という流れにおいて,いかにICTが活用されているのかを現場で体験しながら総合的に理解する。また,映像に音声をつけるためのボイス・オーバーについての講義と実習をすることで,音声に対する理解を深める。

映像表現技法

短編ビデオ作品の制作を通して,映像メディアによる表現方法の特徴やスタイルについて学習する。グループごとに作品のテーマを選定して制作し,プレゼンテーションを行う。

観光学特論

地域の自然や歴史などを観光資源として開発するために,行政やビジネスがどのように関与するかを論じる。観光客のためのインフラ整備やマーケティングなどにおけるICT応用の可能性についても考察する。

観光ビジネス特論

宿泊・交通・飲食・教育など様々なジャンルの観光ビジネスにおいて,観光客の需要を喚起しつつ持続的なサービスを提供するための戦略について,実例を挙げながら考察する。

観光情報システム設計

公衆無線LANとウェブによる観光案内,観光客の動向把握と分析など,観光情報システムの実施例について要素技術を考察し,そのプロトタイプの設計・実装を行う。

コンテンツ・プロモーション戦略

様々な商品の購買やサービス利用を促すコンテンツが溢れる中,利用者をいかにそのコンテンツへ誘導するかの戦略が必要である。この講義では,実際のマンが・アニメ関連イベントのプロモーションコンテンツを題材に,イベントでのプロモーションの効果把握・分析および改善案の提案を行う。