
ERP(Enterprise Resource Planning:企業資源計画)とは,企業全体の経営資源を有効に活用する観点から統合的に管理し,経営の効率化を図るための手法・概念を指します。
これを実現するための統合型(業務横断型)ソフトウェアを「ERPパッケージ」といいます。代表的なものとしてはドイツSAP社のSAP ERP,データベースベンダーとして有名なOracle社のE-Business Suite,PeopleSoft Enterpriseなどがあります。ERPパッケージの導入により,企業に蓄積された情報を統一的にすばやく管理し,財務会計・人事などの管理業務,在庫管理などの生産業務,物流などの販売業務等,企業活動の効率を最大限に高めることが可能となります。ERPパッケージは,企業がその活動のすべてをIT化するために必須のソフトウェアともいえますが,それを使いこなすための管理・運用のノウハウを有する人材が産業界では不足しています。
このテーマでは,SAP社のERPパッケージを利用して実習・研究を行い,ERPパッケージを企業に導入し,管理・運用する能力を修得します。単にソフトウェアの管理・運用のための操作スキルを修得するだけでなく,業務体系の改善方法も含めて学習するのが特徴です。課程修了プロジェクトでは,仮想企業モデルについてのERPシステムの企画・開発を行います。また,ケーススタディとして,成功企業のビジネスプロセスを学びます。