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ITマンガ・アニメ

概要

マンガやアニメを代表とする世界が認める日本発の文化,コンテンツ産業に着目し,それらをウェブビジネスに活かすべく,既存のコンテンツ・クリエイティブ産業のビジネスモデルの研究に基づく新しいビジネスモデルの創出や,アニメの企画・製作の実習など,クリエイティブ産業に関わる様々なシチュエーションを体験し,個々の問題とそのソリューションを実践的に学ぶカリキュラムを提供しています。

目指す人材像

  • マンガ・アニメのコンテンツの企画,製作,プロモーションを総合的に手がけるプロデューサー
  • デジタル/アナログの各種製作ツールを使いこなせるコンテンツ・クリエイター
  • 製作目的に応じて,映像の構成やエフェクトを効果的に演出できるディレクター
  • 教育や娯楽など,マンガ・アニメの市場動向を踏まえたコンテンツ企画ができるマーケティング・ディレクター

過去のマスタープロジェクトのテーマ

  • 地球環境の保護を訴えるアニメの製作
  • 音楽の世界観を表現したアニメの製作
  • 2次元アニメーションにおける3DCGの役割
  • 漢字の起源について紹介するアニメの製作
  • iPadを用いた手描きアニメーション製作
  • 日本ライトノベルのアニメ化の現状とビジネスについての考察
  • VRの日常生活への応用とビジネスの可能性について
  • 中国と日本のアニメの発展比較研究
  • 琉球王国における早期首里城の仮定に基づくCG復元モデル

マスタープロジェクト担当教員の声

植田浩司教授

私の専門はプログラミング,マルチメディア,ICTに関するカリキュラム開発,発展途上国への技術移転です。先進国・途上国を問わず,今後eラーニングと優れたコンテンツによって,より簡単に,効果的に,世界中どこにいても希望する教育が受けられる世の中になるでしょう。その時に,アニメーションという普遍的な表現手段が有効活用されると期待しています。

アニメコンテンツのクリエイターには,単にデジタルツールを使いこなして作品を作るスキルだけでなく,コンテンツ開発の手法やコスト,あるいは作品の流通のビジネスモデルに関する知識も必要になります。また,各国の実情や文化を理解した上で,受け入れられやすいコンテンツにする柔軟性も求められるでしょう。この専門分野を通じて,総合的な観点からコンテンツ製作をとらえ,ICTを通じて作品を世界に発信できるようなクリエイターを育成していきたいと思います。

マスタープロジェクト担当教員の声

渡邉昭義教授

近年,CGアニメやゲームなどを含めて日本のデジタルコンテンツが世界的に注目を集めるようになり,海外市場への展開を求めるコンテンツ業界で,最新技術に通じたプロフェッショナルが求められていることを感じます。本学では,アニメ製作会社GAINAX京都の代表取締役である武田康廣氏を教授に招いて,アニメビジネスを教える一方で,京都国際マンガ・アニメフェア(京まふ)に共催・ブース出展しており,学生たちの実践的な学習の場にしています。さらには,ジャパンエキスポやアニメ・フェスティバル・アジアなどの海外イベントに出展し,各国のマーケティング動向を現地で調査しています。あなたもコンテンツ業界で活躍する人材を目指してみませんか。

デジタルマンガ・アニメ製作の環境

マンガ・アニメの製作では,紙とペンで手描きするアナログな環境に代わり,液晶タブレットとタッチペンによるデジタルデータでの制作工程が定着しつつあります。本学では,実習用PCにAdobe社のCreative Cloudを標準で配備し,インタラクティブなWebベースのアニメーションを製作したり,画像や動画の加工・特殊効果を自在に加えることができます。またアニメーション制作ソフトウェアスイートとして人気の高いセルシス社のRetas Studioを導入し,フルデジタルの製作工程にも取り組めます。

京都マンガ・アニメ学会

マンガ・アニメに興味をお持ちの方すべてに開かれた新しい人材交流の場

京都マンガ・アニメ学会の設立宣言を受け,手を取り合う(右から)吉田力雄 一般社団法人 日本動画協会副理事長(当時),門川大作 京都市長,KCGグループの長谷川亘 総長 (2013年9月7日,京都市勧業館)

京都マンガ・アニメ学会は,2013年9月に京都市勧業館(みやこめっせ)で開かれた「京都国際マンガ・アニメフェア2013」(京都市など主催,京都情報大学院大学・京都コンピュータ学院など共催)の場で産声を上げました。広く会員を募集しています。

同学会は,マンガ・アニメにかかわる企業,教育機関,クリエイター,研究者のみならず,中・高校生を含めた一般のファンでも入会できるのが特徴で,国際的な日本のマンガ・アニメ人材のネットワークづくりを目指して今後も活動を続けていきます。