トップ » カリキュラム » ITコア科目群 » オブジェクト指向システム設計
オブジェクト指向システム設計

内容

概要

ウェブ・アプリケーションを短期間で開発する際のソフトウェア設計手法およびプログラミング方法を修得する。オブジェクト指向パラダイムの特徴は,実世界の問題のモデル化が容易であり,現実の物(オブジェクト)の振る舞いと他のオブジェクトとの関連を具体化しやすいことにある。このパラダイムにおいてはオブジェクトの種類や振る舞いをクラスという構造単位で個別に定義し,オブジェクト間の連携を考えることによりプログラムが組み立てられてゆく。オブジェクト指向で設計されたクラスはその完成度と独立性が高いので,他のシステムへの再利用もし易い。ソフトウエアの部品化と再利用により,システム全体の開発コストを低く抑えることができ,従来のウォーターフォール型システム開発において重大問題であった上流工程での設計変更に対し,短期間に信頼性の高いシステムを設計開発できるという大きなメリットが生まれる。

本講義はシステム設計書を分かりやすく表現するUML(Unified Modeling Language)を用いて,オブジェクト指向システム分析設計手法の基本概念を学習し、引き続き実際の設計図や設計書を作成する実習を中心的に行う。また,実際にUMLの設計書とJavaプログラムを比較しながら,設計書通りにシステムを実装する過程を体感する。まず比較的簡単なシステム例を対象にUMLを用いた分析・設計過程を数回繰り返す。これによりオブジェクト指向設計と実装のつながりを具体的に理解し,実用システム開発のための基本的なオブジェクト指向システム構築の考え方の修得を目指す。

主なトピックス

  • UML/Unified Modeling Language/オブジェクト指向/要求分析/システム設計/オブジェクト/クラス/インスタンス/カプセル化/メッセージパッシング/継承/ポリモーフィズム/抽象化/関連/汎化/集約/コンポジション/ユースケース/ユースケース図/ユースケース記述/シナリオ/イベントケース/クラス図/アクティビティ図/オブジェクト図/シーケンス図/コラボレーション図/ステートチャート図/コンポーネント図/配置図/パッケージ/デザインパターン/ビジネスモデリング/図書予約管理/ホテル予約システム/販売管理業務/在庫管理/受注管理/システム開発計画書/プロジェクト報告

授業形式

実習の詳細には以下の4つの作業部分から構成している。()は時間配分を示す。

  • 第1部(30%):9種類のUML基本図面をオープンソフト・ツールで描く実習作業
    • ユースケース図,アクティビティ図,クラス図,オブジェクト図,シーケンス図,コラボレーション図,ステートチャート図,コンポーネント図,配置図
  • 第2部(20%):実在する物・事象を対象をクラス図で表現する分析モデリング演習
    • 題材はゲーム,フライト,経路選択,完成品と構成部品の関係などから選択
  • 第3部(20%):UML表現とオブジェクト指向概念の関係を確認する演習(13課題)
    • 市販教材の利用し,関連UML図面をオープンソフト・ツールで作図する。
  • 第4部(30%):最終課題のシステム開発計画書(設計書)とプロジェクト報告書の作成
    • 実際の販売管理業務(受注処理,在庫管理,集品処理など)のシステム設計を数人(4~5名)規模のグループ・プロジェクトで実施し,報告発表会を開催する。

実習用ソフトウェア:(株)永和システムマネジメントのフリーソフト,Jude-take

基本情報

カテゴリ IT技術系基本科目
関連のあるキャリア強化科目
関連のある職種・進路
  • CIO
  • プロジェクトマネージャー
  • 上級SE,ウェブシステム構築技術者
  • システム統合コンサルタント
  • eコマース専門家
  • ITアーキテクト
単位数 4単位
担当教員 手塚 正義