メディアコラボレーションコース

2017年4月新設

多様なメディアを協調させて
豊かなコミュニケーションを演出できる人材を育成する

多様なメディアを協調させて豊かなコミュニケーションを演出できる人材を育成する

文字・映像・音声など多様なメディアの協調で情報を伝える時代に最適なメディアの組み合わせと演出でコミュニケーションを深化させる方法論を学ぶ

近年,小型で高性能なマイク・カメラを内蔵したPCやスマートフォンの普及にともない,それらの機器を使うネット上のコミュニケーションでも,メールや掲示板などの文字情報に加えて,音声やビデオなどの視聴覚メディアを複合的に組み合わせて情報を伝える環境が身近なものになっています。

また,情報をサーバに一旦蓄積して非同期的に伝達するだけでなく,チャットやTV会議のように同期的なリアルタイム通信で情報をやりとりする機会も多くなりました。

さらに,TwitterやFacebookなどのSNSが普及したことで,ネット上のコミュニケーションの構造も,情報の送り手と受け手との1対1または1対多の関係といった単純なモデルから,人間関係を相互に連結したネットワークといった複雑な構造をも含むようになりました。言語の壁がAI(人工知能)や機械翻訳の進展で解消されることにより,ネットワークは国境を越えてさらに広がっていくでしょう。その中で交わされる情報を通じて,コミュニティの人々が共通認識やトレンドを形成していく過程を,私たちは日々体験しています。

このように,コミュニケーションの表現メディアや構造が多様化・複雑化する中で,それぞれの特質や背景を理解し,適材適所で互いに協調するように組み合わせることが,より豊かなコミュニケーションの場を演出する上で重要となります。

このメディアコラボレーションコースでは,そうした多様な表現メディアやテクノロジーの最適な組み合わせや相乗的な効果などを学ぶことにより,マルチメディアシステムの企画・設計やマルチメディアコンテンツの制作などに活かせるプログラムを提供します。

メディアコラボレーションコース 授業紹介

メディアコミュニケーション

この授業では,ICTを活用して社会的な課題の解決を試みるグローバルなニーズが高まっていることを受け,インフォグラフィックスなど様々な表現メディアを使って,課題の現状や背景に関する情報を可視化し,それによって課題の解決にどのように寄与するかを考察します。それぞれの表現メディアの特性を踏まえた効果的な情報伝達についても分析します。

また,ソーシャルメディアなどを通じた情報拡散のリスクや倫理,自治体などが提供するオープンデータを市民が活用できるようにするアプリケーションの可能性など,様々な事例や観点から議論を深めます。

最後に,ICTを通じて地域課題の解決を目指すプロジェクトを自分で企画し,プレゼンテーションを行います。

ロジカルシンキング

この授業では,クリエイティブな企業で行われている「ロジカルシンキング」の基本的な考え方と各種ツールを紹介し,その実践を通じて,論理的な思考に基づく問題解決の方法論を学びます。

チームを組み,メンバー間でコミュニケーションを取りながら,与えられた課題に対して問題の発見・原因分析・解決手段の検討を行う演習を繰り返します。その際に,What/Why/Howのツリー図,ピラミッド構造図,マトリクスなど,思考の可視化を図るツールを積極的に用います。

各回の討議の過程は,付箋紙に書き込んで模造紙に貼り付けるなどして残しておき,最後にチーム同士で見せ合って共有しています。また,その内容を口頭で発表することで,説明能力などの個人スキルも養います。

日本ユニシス株式会社と「未来環境ラボ」を共同開設

京都情報大学院大学・京都コンピュータ学院(KCGグループ)と,日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区)の総合技術研究所は,学術・研究の協力関係を築くための産学連携協定を2017年2月15日に締結しました。これに基づき,本学の学生と日本ユニシス総合技術研究所の研究員とが相互に交流し,様々な学術・研究の共同作業を重ねていくために,「未来環境ラボ」を学内に開設しました。

「未来環境ラボ」は,日本ユニシスの第一線の研究員が定期的に本学に駐在し,新鮮な発想を持つ学生とともに,共同プロジェクトを推進していく産学協同の場となります。加えて,特別講座などの企画・実施も計画しています。

この共同作業によって,イノベーションへとつながる発想やソリューションの種が生まれ,斬新なITの利活用が生まれることを期待しています。その中から,様々な分野に挑戦し続けられる人材,多様性を備えた人材が育ち,IT社会の未来を切り開く原動力となるだけでなく,私たちを取りまく地域の活性化へとつなげられるよう,活動を進めます。

1958年に創立した日本ユニシスは,金融,製造,流通,エネルギー,社会公共などの幅広い分野で日本のITを支え続けてきたシステムインテグレーターです。経験と実績をバックボーンに,社会課題に向き合い,お客さまやパートナーとビジネスエコシステムを形成し,未来の姿に先んじた新しい価値創造に取り組んでいます。同社の総合技術研究所は,「アイディアをすぐカタチに」をモットーに,スピード感のあるR&Dの実現を目指しています。アートとサイエンスの融合による新しい価値の模索として,これまで,ゲノムコホート研究などライフサイエンス領域の研究や,メディアアート作品へのAI適用などを行っています。(会社紹介:日本ユニシス株式会社 提供)

プログラム紹介