システム開発コース

eビジネスを実現するシステムを設計・開発できる高度なエンジニアを育成する

情報システムの最適化や情報セキュリティの確保などの新しい課題

企業経営環境のIT化やユビキタス社会の到来に伴い,システム開発においても,従来と異なる課題が発生しています。例えば,企業の情報システムが統合されつつある現在,システム障害や脆弱性,外部者によるシステムへの不正侵入などは,企業自体の存亡にも関わる事態を引き起こしかねません。そのため,情報システムの信頼性およびセキュリティの確保が課題となり,システム開発においても「ロバストかつセキュアなネットワーク技術」や「高信頼のウェブアプリケーション」等の追求が必要となっています。

また,企業活動における情報システムへの依存度が高まるのに伴い,システム開発においても,業務支援のためのさまざまな機能を有し,使う側の視点に立った「使いやすさ」や企業資源の有効活用を実現する「最適化」を追求したシステムを構築することが求められています。さらに新規顧客を獲得するためには,顧客から見て分かりやすく視覚に訴えるインターフェイスが不可欠であり,「リッチインターフェイス」「リッチインターネットアプリケーション」等の実現が課題となっています。

ITアーキテクトとして必須のスキルを修得し,企業の情報化を支える

こうした変化に伴い,ビジネスの世界で現在求められている高度かつ多様な技術・知識を有するシステム開発のエンジニアを,最近ではITアーキテクトと呼ぶことが多くなっています。

情報処理推進機構の定義によれば,ITアーキテクトとは「戦略的情報化企画局面におけるビジネス/IT上の課題を分析し,ソリューションの枠組みを策定するとともにソリューションアーキテクチャ(構造)を設計する」人材とされています。

システム開発コースでは,eビジネス(ウェブビジネス)を実現するための高度なスキルを有するITアーキテクトを育成します。本コースでは,ITアーキテクトに必須となる以下のようなスキルの修得が可能です。

  1. 実用的なシステムを設計・実装するための仕様化,設計,プログラミング,テスト,デバッグなどの上流から下流のプロセスにわたる開発スキル
  2. システムを開発する上で必須となるネットワーク,データベース,セキュリティなど先端のIT関連技術
  3. 開発対象領域となるeコマースやeラーニングなどのアプリケーション固有のソリューションを実装するための専門知識
  4. 実際にシステム開発を行うことで得られる,実践的なプロジェクトマネジメント,コミュニケーションおよびドキュメント作成などのスキル

高度でかつ多様な技術を有する本コースの修了者は,企業の情報化を推進するITアーキテクトとして,ソフトウェア開発企業や,幅広い業種の企業の情報部門での活躍が期待されます。

対象者例

IT(ICT)を学び,開発プロジェクトに参加して,システム開発のプロフェッショナルを目指す方。

幅広いビジネスの知識と高いIT応用力を身につけ,企業のIT戦略の実現を指揮する高度IT技術者を目指す方。

Project

Project

システム開発コースの課程修了プロジェクトでは,日々進歩するウェブ,ネットワーク,セキュリティ分野の技術を調査・学習しながら,高度で実用的なシステムの設計・実装に取り組みます。

ネットワーク・情報セキュリティをテーマとしたプロジェクトでは,「世の中の役に立つもの/楽しいもの」をつくることを共通のテーマとして掲げ,DRM(Digital Rights Management)と呼ばれるデジタルコンテンツの保護に関する研究などを行っています。著作権保護の問題は近年ますます重要視されており,遠隔地の複数の大学等で利用できる教育用プラットフォーム「サイバーキャンパス」事業への応用なども見込まれます。他にも,ユビキタスコンピューティングを利用した環境問題への取り組みに関する考察など,多彩な研究活動を展開しています。

また,活動の一環として,産学協同プロジェクトや,MDD(Model Driven Development:モデル駆動開発)ロボットチャレンジ等のコンテストに参加するケースもあります。

プログラム紹介