
企業経営環境のIT化やユビキタス社会の到来に伴い,システム開発においても,従来と異なる課題が発生しています。例えば,企業の情報システムが統合されつつある現在,システム障害や脆弱性,外部者によるシステムへの不正侵入などは,企業自体の存亡にも関わる事態を引き起こしかねません。そのため,情報システムの信頼性およびセキュリティの確保が課題となり,システム開発においても「ロバストかつセキュアなネットワーク技術」や「高信頼のウェブアプリケーション」等の追求が必要となっています。
また,企業活動における情報システムへの依存度が高まるのに伴い,システム開発においても,業務支援のための様々な機能を有し,使う側の視点に立った「使いやすさ」や企業資源の有効活用を実現する「最適化」を追求したシステムを構築することが求められています。さらに新規顧客を獲得するためには,顧客から見て分かりやすく視覚に訴えるインターフェイスが不可欠であり,「リッチインターフェイス」「リッチインターネットアプリケーション」等の実現が課題となっています。
こうした変化に伴い,ビジネスの世界で現在求められている高度かつ多様な技術・知識を有するシステム開発のエンジニアを,最近ではITアーキテクトと呼ぶことが多くなっています。
情報処理推進機構の定義によれば,ITアーキテクトとは「戦略的情報化企画局面におけるビジネス/IT上の課題を分析し,ソリューションの枠組みを策定するとともにソリューションアーキテクチャ(構造)を設計する」人材とされています。
ウェブシステム開発コースでは,eビジネス(ウェブビジネス)を実現するための高度なスキルを有するITアーキテクトを育成します。本コースでは,ITアーキテクトに必須となる以下のようなスキルの修得が可能です。
高度でかつ多様な技術を有する本コースの修了者は,企業の情報化を推進するITアーキテクトとして,ソフトウェア開発企業や,幅広い業種の企業の情報部門での活躍が期待されます。