長年,コンピュータは教育手段として利用されてきました。今日,コンピュータは幼稚園から大学院まですべての教育機関で活用されています。教育の未来は,学生がネットでナビゲートしたり,仲間と交流したり,また学問・研究に没頭できるような3D環境の世界としてイメージすることができます。しかしながら,そのようなバーチャルリアリティ(VR,仮想現実)システムは,その導入やメンテナンスのコスト,またシステム機能の制約等により,これまで教育に与えた影響はごくわずかでした。このような問題にもかかわらず,様々な三次元学習環境がインターネット上に登場し,そこでは学生たちは仮想教師と対話したり,3D授業を受講したり,また課題を作成したりできるようになっています。今日,VRはエンターテインメント,コンピュータゲーム,また防衛産業で広く使われています。学生たちはビデオゲームを通してVRに触れることがほとんどですが,歴史,科学,言語,芸術等の授業でVRを使う学校もあります。三次元VR学習環境は,教科書を超えた仮想世界へ学生を導くことができるのです。
私の研究領域は,eラーニング,コースウェアやウェブの開発ツール,インタラクティブ教育用アプリケーション,三次元VRです。本学では,教育用アプリケーションのインストラクショナル・デザイン,VR学習環境の開発,eラーニングにおけるテストと評価,eラーニングの利点とコストの評価について講義します。現在,多くの企業において,eラーニングは重要な企業内教育の手段です。eラーニングのインストラクショナル・デザインは,ビジネスマンにとして,必ず要求されるスキルとなるでしょう。