私の研究テーマである経済地理学は,地理的な観点から,人々がどのように活動に従事し,組織化しているのかについて研究する学問です。これまで,産業立地,海外直接投資,市場参入,経済特別区等に関する論文を発表してきました。主な研究テーマは,クラスタリング(集団化)とアグロメーション(集積)の背後にある,経済的原理の分析です。特に,企業の生産性や技術レベル等の経済的要因,その地域の文化的背景,自然資源,社会構造を考慮に入れた,地域開発の諸問題について分析しています。私は,幸運にも京都で新空間経済学の第一人者たちと一緒に研究ができました。彼らは,この研究分野を発展させることに尽力しており,その研究に対する熱意に大いに感化されました。ご存知のように,京都は,学生や研究者にとって最適な場所です。静かで風光明媚で,日本の古都として栄えた歴史豊かなその土地柄は,1869年に日本初の小学校が設立され,現在では大学が集中する研究教育拠点であり,「学生の街」として有名です。
本学は,IT業界で活躍するための技術を求めている学生を歓迎します。本学のカリキュラムは,経営者に必要なスキルを養成するためのキャリア指向の科目とIT関連科目とで,バランスよく設計されています。教授陣は,コンピュータ,産業,ビジネス,そして経済学など,各専門分野で高い評価を受けている専門家で構成されており,皆さんを強力にバックアップします。また,学生の文化的多様性を高めるために,外国人留学生にもその門戸を開き,教育の機会を広く提供しています。このような方針の下,皆さんは,産学ともにすばらしいパイオニアスピリットと伝統のある古都京都というユニークな環境の中で,多くの恩恵が受けられると思います。
物事に対しはっきりとした考えを持ち,同時に広い視野をもって学習することが最も重要であると,私は考えます。精神というものはパラシュートに例えられます。つまり,開放されている時に最も効率よく働くのです。皆さんが,本学で大いに刺激を受け,広い視野と自信を持って,無数のチャンスがある世界に羽ばたいてくれることを願います。