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マーク・ハセガワ・ジョンソン

Mark Hasegawa-Johnson
マーク・ハセガワ・ジョンソン

経歴

  • (米国)マサチューセッツ工科大学,Bachelor of Science,同大学修士課程修了,Master of Science,同大学博士課程修了(電気・コンピュータ工学専攻),Ph.D.
  • (米国)イリノイ大学教授,(シンガポール)Advanced Digital Science Center 調査研究員,元イリノイ大学准教授,元カリフォルニア大学ロサンジェルス校Post-Doctoral Fellow,元マサチューセッツ工科大学大学院リサーチアシスタント,元富士通研究所技術者,(米国)元Motorola Corporate Research技術インターン

メッセージ

我々は,何千年もの間,人から人へと張り巡らされた情報の糸の力をもって,この世界を動かしてきました。人間は話す動物であると言われ,複雑な情報を伝達する能力を有する点が,他の生物と異なっています。

例として,農業をするにしても情報,知識が必要です。知識なくして稲を育てることは不可能です。建築学も情報に他なりません。知識を持たずに二階以上の建物を設計すれば,その建物は建てる先から崩れ落ちてしまうでしょう。基礎科学とは知識,情報の探求であり,工学は情報を製品化する学問であり,そして商業は情報を金銭化する業であります。

情報科学(Informatics)とは情報の学問です。情報科学は,他のあらゆる専門分野において,その専門知識を体系的にまとめる方法について,また彼等が最も重要な知識をお互いに伝達し合う方法や,新しい課題に対処するために必要となる情報を見つけ出す方法について学ぶ学問といえます。情報科学の発展によって,農業,建築学,科学,工学,商業の発展が可能となります。さらに,情報科学自体の進歩によって,その発展はさらに加速,拡大されていきます。20世紀に至るまで,「蜘蛛の糸のように張り巡らされた」情報網というのはあくまでも比喩に過ぎず,情報の糸のほとんどは紙とインクで作られていました。21世紀において,情報の「糸」は,実際の蜘蛛の糸よりも軽く,池の氷に亀裂が走るよりも早く,樫の木の根よりも強大となりました。新しい考えを遠く,世界の反対側にいる友人に伝えるのに,思いつくより早く伝えるというのは無理にせよ,ほぼ時間はかからないのです。その結果,急に情報科学が扱う主題である情報についていけず,遅れをとるという事態が起きてしまいました。日々世界に流れる情報の量が膨大になり過ぎて,少数の情報科学の専門家が理解し,関連づけて整理することが難しくなってしまったのです。人々がやり取りする情報の量が指数関数的に増大するのに対応して,我々は情報を処理する機械を発明してきました。しかし,それらの機器自体がさらなる情報を生み出し,膨大な情報の増加はさらに進むことになりました。

この情報の指数関数的増加は,非常に困難であると同時に,大いなる好機と言えます。人々に情報科学教育を行き渡らせること,情報の流通を管理するのに必要な人工知能を作り出すこと,人工知能を教育することなどは困難な課題です。好機というのは,つまり,人類のあらゆる営みに情報が欠かせない以上,あらゆる分野の好機は,情報科学の好機であるということであります。農業,建築学,科学,工学,商業を担うのは情報(科学)であり,情報科学を担う者が我々なのです。

担当科目

  • 応用情報科学最先端

専門分野

  • Professor Hasegawa-Johnson is an expert in speech and natural language processing. More broadly, he tracks and reports on developments in all fields of artificial intelligence

業績

Professor Hasegawa-Johnson is author or co-author of 58 published journal articles and book chapters, 188 peer-reviewed conference and workshop papers, and 50 published abstracts.

His most heavily cited publications according to google scholar are