私は韓国東国大学大学院修士課程で品質管理を専攻し,京都大学大学院博士課程ではe-Businessの基盤にもなるCIM(Computer Integrated Manufacturing)・FMS(Flexible Manufacturing System)を専攻しました。
1990年代中頃,韓国三星(サムスン)電子株式会社において企業間取引(B2B)の基礎になるCALS*協議会に参加し,韓国で初めてe-Businessの規格標準化を行いました。また,三星電子最初のCIOである戦略企画室情報戦略部長として,一般消費者向けの電子商取引(B2C),企業情報化をベースとするe-Businessなどに携わってきました。「企業情報活用としてのインターネット戦略」として,三星電子のホームページを立ち上げたのはその一例です。
韓国政府関連団体である韓国CALS/EC*協会専門委員や韓国情報処理学会のEC分科会委員長,経済協力開発機構(OECD*)における経済産業諮問委員会(BIAC*)や情報コンピュータ通信政策委員会(ICCP*)等,様々な諮問委員を務めました。
マーケティングの実務経験とノウハウは,IT関連のベンチャー企業の代表取締役を務めることにより,得られました。そこでは,ショッピングモールの経営などのB2C,日本と韓国の企業間でのB2B,ウェブ戦略に関するコンサルティング,および「電子商取引マーケティング管理者」という資格取得のための教育課程の立案などの業務を行いました。また,韓国の複数の工業系専門大学や本学のグループ校である京都コンピュータ学院での講師経験の他,韓国企業などでのCALS,EC,e-BusinessやIT戦略に関する講義を数多く行うなどの教育経験があります。
このような経験を生かして学生の皆さんとICTの研究と発展について考えていきたいと思っております。
- *CALS(Commerce At Light Speed):生産者と消費者の間で製品やサービスに関する情報を共有し,設計,製造,調達,決済をすべてコンピュータネットワーク上で行うための標準規格
- *EC(Electronic Commerce):電子商取引
- *OECD(Organization for Economic Cooperation and Development)
- *BIAC(Business and Industry Advisory Committee to the OECD)
- *ICCP(Committee for Information, Computer and Communications Policy)