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「ファッション,アニメは海外から最も注目」一般公開講座を開講

2012年12月18日
「クールジャパンとコンテンツ産業」と題し,日本の産業の変遷や,ファッション産業などについて語る中村氏
「クールジャパンとコンテンツ産業」と題し,日本の産業の変遷や,ファッション産業などについて語る中村氏

京都情報大学院大学(KCGI)の一般公開講座「コンテンツ産業特論」3回シリーズの2回目となる「クールジャパンとコンテンツ産業」を12月15日,京都情報大学院大学 京都駅前サテライト大ホールで開講しました。KCGI講師で東京大学特任講師の中村仁氏が,日本が進むべき方向としてファッションなどクリエイティブ産業の推進が必要であることを強調しました。一般の方々や学生が大勢訪れ,耳を傾けました。

中村氏はまず戦後の日本の産業について,
▽外資・資源・材料がない中でモノ作りに活路を見いだした時期
▽朝鮮戦争特需による高度成長期の幕開け
▽インフラや,電力・海運・石炭・鉄鋼などを基幹産業に据えての集中投資
▽高度成長期の終焉により外貨稼ぎのためのクールジャパン戦略の確立
などと変遷をたどりました。海外から見た日本文化のイメージが「サムライ・フジヤマ・ゲイシャ」から「アニメ・マンガ・ゲーム」に移り変わったとし,ファッションを含め,新しい「日本の文化」が生む「日本の産業」が注目を集めていると強調しました。さらに,日本への観光客が,一般的な観光地ではなく百貨店や家電店などの商業施設を目当てに訪れているケースが多いことをデータで示し,「高度成長期に生まれた護送船団保護主義行政は,いまなお石油・天然ガス・電力・原子力などの分野で残ってはいますが,今後はクールジャパン戦略により護送船団方式とは縁遠いマンガ・アニメ・ファッションなどクリエイティブ産業が,外貨を獲得し日本を支える存在として注目されるようになるでしょう」と話しました。
この後中村氏と受講者が喫茶を囲んで歓談する「コーヒーアワー」を挟み,日本のファッション産業についての講義が続きました。

一般公開講座「コンテンツ産業特論」は土曜日を利用し計3回にわたって開講しています。アニメ,ゲーム,ファッションなどにおける同人活動を中心とした日本特有の文化を紹介し,その活動内容や市場,社会への影響などを考察,各回異なる講師によるそれぞれの専門域の講座を開いています。受講料は一般が各回3,000円,学生は無料です(学生証の提示が必要)。

最後の講義は,1月12日(土)11:30~18:20(昼休み12:40~13:30),「マンガ・ゲームと同人活動」というタイトルで,講師は七邊 信重 氏(東京工業大学 特任講師,京都情報大学院大学 講師)を予定しています。

一般公開講座「コンテンツ産業特論」
http://www.kcg.ac.jp/event/lecture_media_contents2012.html

「クールジャパンとコンテンツ産業」と題し,日本の産業の変遷や,ファッション産業などについて語る中村氏
「クールジャパンとコンテンツ産業」と題し,日本の産業の変遷や,ファッション産業などについて語る中村氏
喫茶を囲んでの「コーヒーアワー」では,中村氏と受講者が歓談しました
喫茶を囲んでの「コーヒーアワー」では,中村氏と受講者が歓談しました