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KCG資料館の「未来技術遺産」2機種がNHKニュースで全国に

2015年09月02日
KCG資料館に保存されているシャープの「MZ-80K」(左)とNECの「PC-8001」
KCG資料館に保存されているシャープの「MZ-80K」(左)とNECの「PC-8001」

国立科学博物館がこのほど,シャープの「MZ-80K」やNECの「PC-8001」などを2015年度の「未来技術遺産」として選んだことを受け,実働する両機種を保存しているKCG資料館が2015年9月1日のNHKの全国ニュースと京都ローカルニュースで紹介されました。KCGグループが創立以来50年以上の永きにわたって教育・実習・研究で使用した過去の貴重なコンピュータ等を大切に保存している姿勢を,全国の方々に知っていただきました。

同博物館は,国民の暮らしを大きく変えたり影響を与えたりした科学技術の成果を後世に伝えようと「未来技術遺産(重要科学技術史資料)」の制度を設けています。今年は80年代のマイコンブームの引き金となった国産8ビットパソコンの両機種と日立製作所の「ベーシックマスター-MB-6890」のほか,ソニーの人工知能を搭載した犬型ロボット「AIBO(アイボ)」,パイオニアの世界初の業務用レーザーディスクプレイヤー「PR-7820」,三共商店(現:第一三共)の胃腸消化薬「タカヂアスターゼ」など25件を選びました。

そのニュースを伝えるためNHKは,実働する「MZ-80K」などを取材しようと京都コンピュータ学院 京都駅前校のKCG資料館を訪れ取材,製造から約35年が経過しているにもかかわらず,当時と同じように起動してプログラムを読み込み,図形が描き出される様子を映像に収め,ニュースで紹介しました。NHKによると,これらの機種をこのように大切に保存しているところは他になかったそうです。取材に立ち会った久保田英司先生(エンジニアリング学系主任,KCG洛北校教頭)はインタビューで「今のパソコンに比べて起動する時間は比べ物にならないほど遅いですが,待つ時間はワクワクしたものです。これらの機種は時代を大きく変えたパソコン大ブーム,それに日本のIT発展のスタートとなる存在だったことは間違いありません」と話していました。

KCG資料館は「国内屈指の貴重な機器を多数保存している」との理由で2009年に一般社団法人 情報処理学会から「分散コンピュータ博物館」の全国第一号認定を受けました。「MZ-80K」は2013年に同学会の「情報処理技術遺産」にも認定されています。6機種の「情報処理技術遺産」を含め多くの貴重なコンピュータを保存しているKCG資料館は一般に公開され,見学することができます。

国立科学博物館
http://www.kahaku.go.jp/