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建学の理念と設置の趣旨
建学の理念と設置の趣旨

IT化推進の人材供給を目指す

前述してきたように,ITを積極的に活用し,自ら改革を断行して再生の道を切り開いていくために,現在最も不足している人材として,ビジネス・エンジニアとプロジェクト・マネージャーが挙げられるが,いずれも二つ以上の専門領域にわたるプロフェッショナルズである。

今回我々は,IT業界のニーズに焦点をあて,専攻を定め,必要とするカリキュラムを設定した。まさに“業界オリエンテッド”の教育構築であり,その革新性と先駆性により,IT業界期待の人材が育成できるものと信じている。

現在,中小企業は,大変深刻な事態に陥っている。中小企業は,大企業のように自社内に教育システムを構築し,人材育成に高いコストと時間をかける余裕がない。この「人材不足」から,中小企業ではIT化による経営革新が甚だしく立ち遅れたのであろう。ここ数年の中小企業の相次ぐ倒産,弱体化も,「デジタル社会」へのビジネスの切り替えができなかった結果であると考えれば,まさに「人材不足」にこそ,悲劇の根源があると推察できる。

全国の中小企業で,ビジネス・エンジニアを専門家として確保しているのは数パーセントに満たないといわれる。おそらく最低でも数十万人の人材不足である。光ファイバーなどによる世界最高のインフラが完成されても,「人材不足」の問題を解決しなければ世界最高のIT国家になれないことは必定である。

日本経済復活は,中小企業の再生にかかっているが,そのキーとなるIT化推進の人材供給源として,本学の社会的意義は大きい。

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