メッセージ
人類の歴史を通して,芸術的創造は文化へのアクセスと同様,技術変革及び技術的発明の助けを得て進化を遂げてきました。このことは,創造と文化の伝播に新しい技術が用いられるようになった21世紀の始まり以降,ことさら事実だと言えます。
今日,文化,芸術の分野はデジタル技術を一層積極的に取り入れるようになり,ICTは知識を広く平等に行き渡らせる強力なツールとなり得ます。
こうした事が起こってくるのは,しばしば芸術,文化に対する工学という,時に正反対とみなされる分野の専門家達が,新しい作品や媒(なかだち)となる効果的なツールを生み出すためにそのスキルを持ち寄った複合的なプロジェクトの結果です。
どのような類のプロジェクトであっても,それを成し遂げるのにはプロジェクトマネジメントの手法を身につける必要があります。殊に,仕事の上の基準,国や言語などの異なる多文化間でのプロジェクトであれば,プロジェクトマネージャーは,リーダーシップを発揮して,共通の認識を共有できるプロジェクトチームを作り出し,全ての関係者と効果的にコミュニケーションを取る人材管理の手腕を求められるでしょう。
ほかならぬこの効果的なプロジェクト管理の方法を,京都情報大学院大学で共に学びましょう。