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寺下 浩

Hiroshi Terashita

経歴

  • 金沢工業大学・工学士
  • 寺下浩 一級建築士事務所設立
  • 元株式会社日立建設設計勤務,元株式会社シーラカンス アンド アソシエイツ勤務
  • 京都コンピュータ学院京都駅前校新館,京都情報大学院大学百万遍新校舎ほか多数の建築設計を手がける。
 

メッセージ

現代社会において持続可能性が求められる中,日本は過去の建築手法の変革を目指しています。これまでは,建物を建てては壊すというスクラップ&ビルドの手法が主流でしたが,現在は建築資産を長期間にわたって活用し,持続可能なストック型のアプローチに移行しています。このアプローチは,建築の設計,建設,運用,解体の各段階で省エネルギー化を推進し,建築物の寿命を延ばすことを意味します。

一方,COVID-19の発生以降,人々の生活環境が大きく変化し,建築に対する要望も急速に変化しました。例えば,ウイルスの空気感染を防ぐための換気設備の強化や,テレワークの普及によって自宅での効率的な仕事環境が求められるようになりました。

こうした現代社会の変化に対応するために,建築業界でもIT化が不可欠です。現在,建築業界では,VR・XR技術を用いたリアルな建築空間の体験や,建設現場の作業効率改善と安全性の確保,さらには様々な環境シミュレーションツールを利用した快適な住空間の実現など,様々なITが活用されています。また,BIMソフトウェアによる設計・施工・管理の一元化や,ビッグデータを活用した都市計画なども,建築業界におけるIT化の例です。

建築IT概論の講義では,建築の基本的な概念から始まり,設計・工事のIT化,都市計画,建築の歴史,現代都市の課題など多岐にわたる内容を学んでいきます。この講義を通じて,皆さんには建築の魅力について深く理解していただきたいと考えています。建築は,単なる建物や構造物ではなく,人々の生活や文化,歴史と深く根ざしています。

みなさんには,本学でITを学んでいただき,建築分野を含め様々な分野でその知識を応用・活用していただきたいと願っています。

担当科目

  • 建築IT概論

専門分野

  • 建築設計・デザイン

業績

代表建築 建築作品賞 建築作品掲載誌など

(代表建築)

  • 京都コンピュータ学院 京都駅前校新館
  • 京都情報大学院大学 本部棟

(建築作品賞)

  • 1994 ホクストン建築装飾デザインコンクール入選
  • 1995 石川県建築士会設計競技入選
  • 2007 すまいる愛知住宅賞
  • 2007 茨城県建築文化賞
  • 2008 パブリックスペースデザインコンテスト入選
  • 2009 わが家のリフォームコンテスト入選
  • 2012 三重県建築賞入選

(建築作品掲載誌)

  • 新建築 住宅特集(新建築社)
  • 新しい住まいの設計(扶桑社)
  • Lowcost House(扶桑社)
  • MY HOME 100選(扶桑社)
  • New House(ニューハウス出版)
  • 快適に暮らせるリフォームの基本(成美堂出版)
  • LIFE&DESIGN(ゆめディア)
  • らいふくれよん東海版(株式会社らいふくれよん)
  • 2nd(エイ出版社)
  • THE LIFESTYLE CATALOG(エイムック)