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社会人学生インタビュー ~社会人学生のリアルを紹介~

社会人学生のリアルを紹介

忙しくても今こそが学びのとき

菱沼さん

菱沼さん

2024年4月入学
昭和医療技術専門学校,学位授与機構・学士
株式会社オーイーエムシステム勤務

学び始めるハードルは低い

医療関係の研究の仕事をずっとしてきました。その経験から,検査精度の向上や診断に役立つようなアイデアがあり,それを現実にしたいと考えるようになりました。現在は医療機器関連の企業で働いていて,そのアイデアを実現できる環境があります。具体的にどうしたらいいかと調べていくと,やはり開発には機械学習などのICTが必要であるということがわかりました。

KCGIは,IT初心者でも受け入れていて,社会人に対してオンデマンドでの対応もしてくれるということで,学び始めるためのハードルが低いと感じました。勤め先からの理解も得られ,挑戦することにしました。

ITを基本から学ぶ

ITの知識がほとんどないということもあり,入学時の履修相談でアドバイスをいただいて,まずは基本から学ぶことにしました。長期履修学生制度を利用し3年かけて修了する予定で,時間的にも無理なく学習を進められています。今はオンデマンドでの受講が中心です。理解が難しい部分も繰り返し視聴することができるため,メリットが大きいと感じています。先生の教え方も丁寧で,プログラミングなども難しいと感じることなく,とても興味を持って学べています。

まだまだ基本のレベルなので,自分がやりたいことができるレベルまで向上できるのかが少し心配ですが,コースパスウェイを基に,アカデミックコーディネーターの先生とも相談しながら,履修計画を立てていきたいと考えています。

マスタープロジェクトで,アイデアを実現することが目標

マスタープロジェクトを始めるのを楽しみにしています。開発したいアイデアは,勤め先からもOKをもらっていて,仕事に直結した内容でマスタープロジェクトを完成させ,今の仕事に役立てたいと考えています。それが第一の目標です。その先についてはまだ具体的には考えていないのですが,医療関係の仕事を続けていきたいので,ICTを様々な面で応用していければいいと思っています。

社会人で,大学院進学を考えている方には,すぐに仕事には直結しないかもしれないけれど,興味があるなら,臆せずに一歩を踏み出してほしいです。きっと何らかの気づきがあると思います。

掲載している情報は2024年7月現在のものです

やるなら徹底的に。学んだことをどう活かすかが大切

伊藤さん

伊藤さん

2023年4月入学
東洋大学大学院工学研究科機能システム専攻・修士
パナソニックインフォメーションシステムズ株式会社勤務

独学では限界,AIのアルゴリズムなどを詳しく学びたい

パナソニックグループ企業内で使う設計システムの導入・構築を担うSEとして仕事をしています。ビジネスコンテストや新規事業の立ち上げに関わったことがきっかけで,財務的なこと,会社経営などを含め起業のプロセスを体系的に勉強したいと考えました。これからのビジネスにはAIの知識が必須ですが,独学では限界があり,AIのアルゴリズムなどを詳しく学べると思いKCGIへの進学を決意しました。

進学に際しては,時間とお金の工面をどうするか,というところが課題でしたが,時間の面では,社会人に対してオンデマンドでの対応をしてくれるので,やりくりできると思いました。学費の面では,「未来IT人材育成奨学制度」に採用されたことが大きかったですね。

仕事と学業を両立させ2年間で集中して学ぶ

勉強するなら集中して学びたいと考え,長期履修学生制度は利用せずに,2年間での修了を目指しました。平日は仕事が終わってから深夜まで講義のビデオを視聴し,週末は重めの課題に取り組む,というサイクルで仕事と学業の両立を図りました。ほぼ毎回何らかの課題がある科目が多いので,追い付くのは大変でした。社会人学生に対しては,課題の締め切りの相談にも乗ってもらえるのですが,なるべく先延ばしにしないようにと頑張りました。マスタープロジェクトの準備や講義を受けていると学びたいことも広がっていくので,長期休暇中も含め2年間はずっと勉強していた,という感覚です。

講義で面白かったのは「人工知能のための数学」。ニューラルネットワークのアルゴリズムを基本レベルから学べました。この講義のおかげで,他の講義の理解度も深まり,関連論文なども抵抗なく読めるようになりました。

さらなる挑戦をし,仕事にも活かしていきたい

学んだ知識は,今すぐに業務と結びつくものではありませんが,今後,活かしていけるように,AIのソリューションなども扱う部署に異動できたら,と思っています。マスタープロジェクトでは,グループ校の「KCG AWARDS 2025」でゲスト発表をする機会をいただき,研究成果を評価されたことが非常にうれしかったです。転移学習を用いた単語レベルでの手話認識に取り組んだのですが,それをさらに発展させて,会話レベルでの手話認識でコンテストなどにも挑戦していきたいです。

これから大学院進学を目指す社会人の方には,中途半端にしないで,やるなら徹底的に,覚悟を決めてやった方がいいと伝えたいです。学んだことをどう活かせるかを常に考えてすぐに展開していくことが大切だと思います。

掲載している情報は2025年3月現在のものです

オンラインで学べるKCGI,長期履修制度も社会人学生の助けに

萎羅さん

萎羅さん

2021年10月入学
大阪府立摂津高等学校出身
京都コンピュータ学院メディア情報学科卒
ダイハツ工業株式会社開発基盤開拓部池田開発統括室勤務

京都コンピュータ学院卒業後,OA機器販売会社に就職し4年ほど保守などの仕事をしたのちシステムエンジニア(SE)業務に就いた際,長くプログラムを書いていないブランクを感じました。もう一度勉強し,SEとして知識を深めたいと思い,独学よりも学校に入って自分が勉強せざるを得ない環境をつくろうと決意しました。社会人が学べる学校を探し,母校グループの京都情報大学院大学(KCGI)ほか数校を検討したところ,KCGIはほとんどオンラインで講義を受けられるのに対し,他校は登校する必要が多くありました。どうしても業務の都合があるので,選択した科目全部がオンラインで受講可能というのは助かります。2年分の学費のみで修業年限を3年や4年に延長できる長期履修学生制度利用者の話も聞き,KCGIに決めました。入学後は自宅からリアルタイムオンラインで講義に参加し,場合によってはオンデマンドで受講しています。入学から半年後にダイハツ工業へ転職し,仕事の環境が大きく変わり業務時間も増えたので,長期履修学生制度を申請しました。時間の使い方に余裕ができ,この制度はすごく助かりました。現在SEとして,クルマの開発者が安全に業務を遂行できているかどうかを監視するシステムづくりなどをしています。自動車会社ですから,将来チャンスがあれば直接クルマに関わる,人を検知し自動で停車するようなシステムもやってみたいですね。もともとクルマ好きなんです。KCGIでは自分が希望したいろんなことを学べていると実感しています。業務に関わることだけでなく,“観光とITビジネス”といった自分が興味を覚えた講義もたくさん履修していて,そこから得た知識を何らかの形で業務に活用できればいいなと考えています。社会人にとって業務と並行して講義を受けるのは不安が大きいかと思いますが,KCGIはオンライン学習など環境が整っているので大丈夫。奨学制度が充実しているのも,社会人学生にはありがたいと思います。

掲載している情報は2024年7月現在のものです

急な仕事のときもフレキシブル対応,社会人が学びやすいKCGI

森さん

森さん

2022年4月入学 甲南大学文学部卒
大手流通小売企業勤務

就職後,売り上げを分析するためデータサイエンスを勉強しましたが独学は難しく,あらためて勉強しキャリアアップを図ろうと大学院での学びを考えました。ただ勤務する小売業は定時という概念がほぼなく,シフト制で不定期に仕事の時間帯も変わるので大学院に通うのが難しいのが実情でした。そんな中,KCGIはオンラインで受講可能な講義が充実するなど社会人学生でも勉強しやすい環境があり,IT初心者の文系出身でも実務を中心に学べる専門職大学院だと分かり入学を決めました。

職場も自宅も大阪府内なので,現在はオンラインで受講することが多いです。仕事の都合でリアルタイムオンラインの参加ができないときは,オンデマンドに変更していただけます。同じ講義の中に,リアルタイムで講義を受けられない社会人学生のための課題設定などがあり,講義資料も別途用意されています。急な仕事のときもフレキシブルに対応してもらえ,社会人学生にとってはありがたいですね。

仕事を経験し,いろんな課題を見つけてから大学院に入ることに大きな意義を感じます。勉強するには目的意識を持つことが大事ですが,社会人になってからでないとなかなか強く意識できません。専門職大学院で学ぶうえで,社会人経験があるのは大きなアドバンテージ。KCGIでは仕事の悩みを解決するための勉強ができると思います。

掲載している情報は2024年3月現在のものです