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グローバル・アントレプレナーシップ

概要

グローバルIT起業家は,ベンチャー事業の立ち上げから推進,運営までを行うとともに,それらのノウハウを応用して異業種のビジネスの発展を支援します。この専門分野では,起業家としての考え方やリーダーシップを養い,グローバルなビジネスの分野で自ら起業するために必要となる知識と技術を修得することを目標としています。学生は,eコマースとウェブビジネスを含むグローバルビジネスについて重点的に学ぶとともに,財務,経営の基本概念などについても学習します。

また,グローバル・アントレプレナーシップにおいてはITと経営の概念だけでなく,ウェブマーケティングの課題を解決させるグロースハックや顧客との関係性強化を重視するためのデータを把握しながら利益向上を目指すグロースマーケティング(ビッグデータやデータサイエンスを応用して,UXなどの改善を短期で行う手法)など事業の即戦力になれる最新のマーケティング手法についても学んでいきます。

目指す人材像

  • 会社経営者
  • 経営戦略企画者
  • 経営コンサルタント
  • スタートアップ投資事業の企画者
  • インターネットビジネスの設計者
  • ビジネス開発のプロデューサー
  • マーケティング戦略の企画者

過去のマスタープロジェクトのテーマ

  • 小売市場における食品スーパーのイノベーションと競争優位に関する研究
  • オムニチャネルのSWOT分析による売り上げ戦略
  • 次世代eコマース販促戦略に関する考察
  • 企業Business Model構築の変化に関する考察
  • 農産物のネットワークマーケティングの分析
  • 電子商取引プラットフォームにおける外食産業に関する考察
  • 中国における越境EC展開の現状と課題に関する研究

マスタープロジェクト担当教員の声

高弘昇教授

私が指導するプロジェクトでは,会社の経営に関わる者が必ず理解して身につけなければならないマーケティング戦略に焦点を当てています。特にビジネスのグローバル化を招いたインターネットなどでの,オンライン上でビジネス効率を最大化して売り上げを伸ばし利益の増加をもたらすeマーケティング戦略の企画に,主眼をおいています。

より効果的なeマーケティング戦略を企画するには,ビッグデータを活用した売り上げの拡大と利益の増加を実現するオンライン上でのビジネス環境を理解する必要性があります。具体的には,eマーケティングの基盤となる情報技術(Information Technology; IT)の理解と関連知識の修得を積み重ねることと並行して,インターネットなどのオンライン上の売り上げや利益の増加のため,可視化されていない消費者または顧客の購買行動を,ビックデータを活用して分析・解析し,統計的分析技法を用いてオンラインマーケティングを戦略化していく必要性があります。

グローバル・アントレプレナーシップを選択した皆さんは,本専門分野でビジネスのグローバル化へ繋がったITを用いて,より激しく変化していくビジネス環境での売り上げの拡大と利益増加の前提条件となる企業競争力強化のため,消費者または顧客中心の知識経営のコアとなるマーケティング戦略を理解し,関連知識を修得することを期待しています。

本学の学生が制作した,起業を考えるJMOOCオンライン講座がコンテストで1位に!

大学生のチームが作ったオンライン講座を受講できるイベント「JMOOC大学生チーム選手権」(2015年12月~2016年1月に開講)に参加した本学の学生チームが,このコンテストで堂々の1位となり,2016年2月,主催のJMOOC大学生チーム選手権実行委員会から表彰されました。

この選手権は,大学や企業の講座を普段提供しているJMOOCが,「面白くてためになる,学生によるオンライン講座」をテーマに開催したもので,本学の学生チームは,「目指せ! ITベンチャー〜きょこたんと起業を考える〜」と題して,本学やグループ校の京都コンピュータ学院(KCG)の教員の講義を中心に,IT業界での起業に必要な知識やスキルを学ぶ講座を制作しました。KCGの公式キャラクター「きょこたん」が全体のガイド役を務めていて,学びやすい演出も工夫されています。

選手権では,この講座が最多の履修登録者数を獲得し,内容の満足度も最高点をマークしたことから,総合評価で1位に輝きました。