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KCGI主催・KCG共催の「日本・ポーランド学術会議」が開催されました

公開講演の開会あいさつをする英保茂KCGI副学長・教授(2025年7月7日,KCG京都駅前校6階大ホール)

学校法人情報大学 京都情報大学院大学(KCGI)が主催,京都コンピュータ学院(KCG)が共催する学術会議「グローバルな安全保障課題と持続可能な開発のための教育 日・ポーランド学術ミーティングin京都」が2025年7月7日(月),KCG京都駅前校で開催されました。国際関係・平和学・SDGs・異文化コミュニケーションなどに関するワークショップ,公開セミナー,公開講演に,両国から多くの研究者,大学関係者,学生らが参加し,世界を取り巻く喫緊の課題について活発に議論しました。

ポーランドは,開催中の大阪・関西万博に参加。その一環としてワルシャワ大学の研究者ら約25名が来日し,日本の大学関係者・研究者との間でSDGsなどに関する公開講演,セミナー,研究交流会議,学生交流会議を京都,東京,大阪で開催する計画を立てています。この日の会議は,KCGIとワルシャワ大学が主催,KCGと大東文化大学,名城大学が共催しています。会議には主催・共催に加え,大阪大学,中京大学も参加しました。運営はKCGグループ教職員が全面協力しました。

会議は午後1時半のワークショップ「人間の安全保障と平和構築」の「A:災害対策」「B:紛争安定化と戦略的ゲーム」から始まりました。そのあと公開セミナー「Ⅰ:持続可能な開発のための制度的枠組み」「Ⅱ:グローバルな安全保障の課題」「Ⅲ:教育・科学政策・研究評価-異なる社会文化システムの視点から-」を順次開催。「Ⅰ」には,KCGIから今井正治教授がモデレーターとして参加しました。

公開セミナーで発言する今井正治KCGI教授(同,KCG京都駅前校E507教室)
公開セミナーで発言する今井正治KCGI教授(同,KCG京都駅前校E507教室)

午後7時からは,KCG京都駅前校6階大ホールで「持続可能な開発のための教育」を統一テーマに,ワルシャワ大学関係者4名による公開講演がありました。冒頭,英保茂KCGI副学長・教授とワルシャワ大学のジグムント・ララク教授が開会あいさつをしました。英保副学長は今回のテーマについて「安全保障のテーマは日本の大学教育ではほとんど取り上げてこなかったが,最近の国際情勢を見ると,安全保障問題とその教育は避けては通れない課題になっている。ポーランドからの生の声が聴けるのは,非常に有意義で稀有な機会」と述べ,1969年にポーランド・ワルシャワでの国際会議で論文発表をしたことが本格的な研究人生のスタート地点だったと振り返りました。講演はマルチン・ゼィフ教授(ワルシャワ大学大学生物学部, ワルシャワ大学植物園園長)が「パブリック・アウトリーチと生物多様性の危機:ポーランドの植物園からの教訓」と題し,ユスティナ・ゴドレフスカ=シルコヴァ准教授(ワルシャワ大学政治学・国際研究学部, ワルシャワ大学医学部副学部長)が「AI時代の学術教育:重要なスキルの獲得」の題で,セバスチャン・シマンスキ准教授(ワルシャワ大学システミックリスク研究センター長)が「人間の主体性とAIの発展:脅威か課題か」と題し,最後にシモン・マリノフスキ教授(ワルシャワ大学物理学部;ポーランド科学アカデミー気候危機諮問委員会委員長)が「『空はそんなに遠くない,地球はあなたが思っているより小さい』:気候危機を教える~教師と科学普及者の視点」の演題でそれぞれ話しました。公開講演の最後には,KCGIの今井教授が,日本とポーランドのつながりに触れ,「日本とポーランドは距離は遠いが,心はとても近い」と閉会のあいさつをし,締めくくりました。

公開講演ではさまざまな視点からの「持続可能な開発のための教育」が語られました(同,KCG京都駅前校6階大ホール)
公開講演ではさまざまな視点からの「持続可能な開発のための教育」が語られました(同,KCG京都駅前校6階大ホール)

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