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KCGグループの2021年度入学式をサイバースペースで挙行

動画配信を通じて式辞を述べる長谷川亘KCGグループ統括理事長
動画配信を通じて式辞を述べる長谷川亘KCGグループ統括理事長

京都コンピュータ学院(KCG)と京都情報大学院大学(KCGI),京都日本語研修センター(KJLTC),京都自動車専門学校(KCGM)のKCGグループ2021年度入学式が4月10日(土),サイバースペースで挙行されました。新型コロナウイルス感染防止のため,学内大ホールでの開催を見合わせ,長谷川亘KCGグループ統括理事長と茨木俊秀KCGI学長が,オンライン配信動画を通じ式辞を述べ新入生を歓迎・激励しました。コロナ禍を背景に社会のデジタル化が加速する中,ITの専門知識と高度な技術を修得する意欲と,将来の夢実現の希望にあふれる若者たちが,KCGファミリーとしての新たな学業生活をスタートさせました。みなさん,ご入学おめでとうございます。

KCGグループは2020年春から,入学式,学位授与式・卒業式を春学期,秋学期のいずれもサイバースペースで挙行しています。随所に最新システムを導入し,ITの最先端教育機関ならではのセレモニーを実現しています。

日本最初のコンピュータ教育機関として創立されてから58年となるKCGとグループの沿革を紹介するビデオを視聴した後,長谷川統括理事長が式辞を述べました。統括理事長は新型コロナウイルス感染症の拡大防止と新入生・ご家族はじめ関係者の健康・安全を考慮して入学式をサイバースペースで挙行する事情を説明。そして「インターネットの普及に伴い,人類社会ではサイバースペースが発展してきました。今では立派な『人と人をつなぐ場所』となっています。みなさんにはぜひ,ITを存分に学ぶことによってリアルスペースとサイバースペースを自由に往来できる能力を持った,時代の最先端をいく学生になっていただきたい」と求めました。また,KCGの教育理念やパイオニア精神,チャレンジ精神で新しい試みに取り組んできた歴史と実績を紹介し,「在学中に,生涯の宝となるような友達をできるかぎりたくさんつくって,励まし合いながら,十分に研鑽を積んでください。そして,優秀な先輩たちに続き自信に満ちた卒業生・修了生となって輝かしい未来を切り拓いていかれることを心から願っています」と期待を述べました。

茨木学長は式辞で,「本学では,これまで1年間オンライン授業を進める中で,いろいろな教育方式を試みながら効果を上げる努力を続けてきました。みなさんの先輩たちは対面授業とオンライン授業それぞれの長所短所を理解できたと思います」としたうえで,「パンデミックの間にデジタル技術に対する理解が深まりました。スマートフォンやパソコンの利用が不可欠であることをこれまでにも増して実感されたと思います。この変化は元へは戻りません。アフターコロナ,ポストコロナと呼ばれる社会では,ICTの役割が以前にも増して大きくなるということです」と指摘。そして「本学では,ICTの知識を基礎から先端まで,系統的に学ぶことができます。多くの科目からどれを選択するかは,ご自分で主体的に決めることができます。入学されたこの時点で,何を学びたいのかをしっかりと考えてください。学習計画を立てることが大切です。われわれ教職員は,みなさん方への協力は惜しみません」と励ましました。

続いて,新入生を代表してKCGコンピュータ工学科コンピュータ工学コースに入学した上田さんが,「ICTの発達に伴い高度情報社会となった現代において,誰もが必要な情報を有効に活用できる,豊かで安全・快適な社会をつくり出すことが,私たちが志す情報技術者の使命だと考えます。私たちは本学において,先生方,先輩方のご指導のもと,理想の社会の実現に貢献するため,専門知識や技術とともに,『豊かな創造性』を養うことを目指して,日々成長できるよう,努力します」と力強く宣誓しました。

式典の後,参加者はオンライン上で少人数単位に分かれ,学生と教員の顔合わせや授業説明などが行われました。

新型コロナウイルス感染予防のためのKCGグループの対応

動画配信を通じて式辞を述べる茨木俊秀KCGI学長
動画配信を通じて式辞を述べる茨木俊秀KCGI学長

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