メインコンテンツに移動

「芸術家として日本での歩み進めたい」。KCGI研究生タラカさんが京都で絵画個展

KCGI研究生のタラカさんが京都市内のギャラリーで開催している絵画個展「狭間の大地(IN BETWEEN LANDS)」の掲示物
KCGI研究生のタラカさんが京都市内のギャラリーで開催している絵画個展「狭間の大地(IN BETWEEN LANDS)」の掲示物

学校法人情報大学 京都情報大学院大学(KCGI)のITマンガ・アニメ専門分野で学び2025年3月に修了,その後も研究生として芸術作品の制作活動を続けているタラカさんは8月19-24日,京都市中京区の「同時代ギャラリー」で絵画個展「狭間の大地(IN BETWEEN LANDS)」を開催しています。KCGIでの学びを継続,より発展させながら「アーティストとして日本でも歩みを進めたいと自主企画で個展を開催するに至りました」というタラカさんは,個展で「喪失,孤独,そして距離という感情をたどる,私自身の内面的な旅」を絵画に表現しています。開催時間は正午から午後7時まで(最終24日は午後5時まで)。

タラカさんはスリランカ出身で,母国の芸術大学を卒業後,2023年4月,KCGIに入学しました。現在は「スリランカと日本の現代美術における神話の役割―象徴性と物語技法の比較研究」をテーマに,神話が現代美術にどのように表現されているかを探究するとともに,アニメやマンガの美学が創作活動に与える影響にも関心を持って研究を進めています。

出展作品についてタラカさんは「私の創作は,長年かけて学んできた私自身の文化的ルーツであるスリランカの民間伝承や寺院壁画,さらには伝統的な物語に強く影響を受けています。同時に日本での生活と学びを通して出合った,日本の民芸や日常美学を融合し,表現しました」と説明,「母と故郷を失った一人の人間の消えかける記憶の光にすがるような心の声を作品の中に込めました」と話しています。

「アーティストであり研究者として,私はスリランカと日本両国の伝統的なイメージや物語が,現代の人生やアイデンティティ,感情をどう表現できるかに関心を持っています」と語るタラカさん。初めてとなる日本での個展開催を機に,KCGIでの学びを続けながら,さらなる飛躍を期しています。

絵画個展「狭間の大地(IN BETWEEN LANDS)」

開催期間

8月19日(火)~24日(日)
各日12:00~19:00(最終日は最長17:00迄)

場所

同時代ギャラリー
〒604-8082
京都府京都市中京区三条通御幸町東入弁慶石町56 1928ビル(旧毎日新聞ビル) 2F
https://www.dohjidai.com/gallery/access/

2025 年のニュース

2024 年のニュース

2023 年のニュース

2022 年のニュース

2021 年のニュース

2020 年のニュース

2019 年のニュース

2018 年のニュース

2017 年のニュース

2016 年のニュース

2015 年のニュース

2014 年のニュース

2013 年のニュース

2012 年のニュース

2011 年のニュース

2010 年のニュース

2009 年のニュース

2008 年のニュース

2007 年のニュース