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KCGI修了生・孫さんのコラムが電子情報通信学会季刊誌に掲載

京都情報大学院大学(KCGI)修了生の孫 宜蒙さんが執筆したコラム「ITUチャレンジ参加報告」が,一般社団法人 電子情報通信学会(IEICE)が発行する季刊誌「通信ソサイエティマガジン IEICE B-plus」2021秋号に掲載されました。KCGI在学中に,指導教員だった助教の望月バドル先生と参加して最優秀賞を受賞した「AI/ML in 5G Challenge」における研究・発表内容や経過を詳細に報告,コラムには「若者よ,世界に出よう!」との副題が付けられています。孫さんは2021年3月にKCGIを修了後,母校で助教としてデータ分析やディープラーニングなどの研究を進めるとともに,後輩の指導に当たっています。

国際電気通信連合(ITU)主催の「AI/ML in 5G Challenge」大会は,5Gネットワークに人工知能(Artificial Intelligence:AI)と機械学習(Machine Learning:ML)を応用して実世界での課題を解決することを目的とし,2020年11月11日に開かれました。孫さんと望月先生は,リアルタイムに機械学習を用いながらネットワーク状態(スループットとロス率)を推定したうえで,与えられたリアルタイム動画のデータセットから,ディープラーニングを用いてスループットの推定認識精度が96.3%となる機械学習モデルを構築し提案。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により世界中でZoomなどウェブカメラを利用したテレワークシステムの利用が急増する中,通信速度の低下,通信の遅延対策の向上や通信システム自体の改善が実現できる可能性があると評価されました。これを受け電子情報通信学会が,孫さんに同誌へのコラム寄稿を依頼しました。

孫さんはコラムの中で,同大会後に全世界でオンライン開催された「ITU Final Conference」での発表経験も加えながら「このチャレンジで機械学習や深層学習を駆使し,実世界にある5Gネットワークの課題を解決する経験を得,(世界中の)ほかの研究者とコミュニケーションを取ることができた」とつづっています。今年も開催される同大会での活躍が期待され,母校の後輩たちに大きな感化や影響を与えています。

KCGIは2021年度,専門分野科目群に「人工知能」を新設しました。学生たちは,人工知能の基礎理論と活用およびデータサイエンスなどの関連技術を多様な応用分野での実例を通して学び,人工知能関連ソフトウェアに習熟しながら人工知能のさまざまな分野での利活用技術を修得します。

孫さんのコラムは以下から読むことができます。

電子情報通信学会 通信ソサイエティマガジン B-plus公式サイト

https://www.ieice.org/~cs-edit/magazine/

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