
学校法人情報大学 京都情報大学院大学(KCGI)の学生が2年間の学修・研究の集大成として実施したマスタープロジェクトの成果を発表するマスタープロジェクト公聴会が2025年7月31日に百万遍キャンパス本部棟で開かれ,プレゼンテーション形式で披露した成果を教授らが審査しました。
人工知能,データサイエンス,観光ITなどの専門分野から,学生たちが自然言語処理を活用した語彙力の評価や,日本のアニメが学習や観光の動機付けに与える影響など,独自のテーマで取り組んだプロジェクトが発表されました。公聴会は対面とリアルタイムオンラインのハイブリッド形式で進められ,発表後の質疑応答では会場とオンラインの双方からの質問に,学生らは真摯に答えていました。
KCGIのマスタープロジェクトは,ICTの実践的応用や技術活用に焦点を当て,学生自身の問題意識から課題の設定や分析および解決の提示へつなげることを目標とする必修科目です。研究を基本とした従来の大学院修士課程の修士論文と比べて,新たな知の創造の研究はもちろんのこと,既存のツール等を活用し,それらを応用した実践的なプロジェクトをも修士論文としてまとめます。学修の集大成として,学生がICTを実践的に応用して現実の社会や人々の生活をより良く改善していく契機となることを目指しています。