競技かるたの国別対抗戦,第3回おおつ光ルくん杯 小倉百人一首競技かるた団体戦世界大会が2025年11月9日,「かるたの聖地」滋賀県大津市の近江神宮近江勧学館で6年ぶりに開催され,学校法人情報大学 京都情報大学院大学(KCGI)の左さんが参加する中国チームが12チーム中第4位となりました。左さんは翌10日に行われた小倉百人一首競技かるた国際交流大会in近江神宮でも個人戦で第2位に。左さんにお話を聞きました。
―おめでとうございます。今の気持ちを聞かせてください
今までの自分のかるたの力をしっかり出せたので,よかったです。特に団体戦では,中国チームがこれまでで最高の成績を残せたのがとてもうれしいです。
―競技かるたを始めたきっかけを教えてください
競技かるたの世界を描いた日本のマンガを読んだのがきっかけで,武漢の大学生のときに始めました。中国では,北京と上海くらいしか競技かるたができるところがないのですが,まずは百首をすべて覚えるところから始めました。最初は意味が理解できず,何とか考えながら覚え,今も勉強中です。
―競技かるたの魅力は?
札を読み上げるときの静寂から札を取るときに一気にダイナミックになるのが醍醐味です。格上の人は音の聞き分けがすごくて,「さ」ではなく子音の「s」だけで取りに行きます。一番好きな歌は,やはり始めるきっかけともなった「ちはやふる~」ですね。
―今後の抱負を教えてください
競技かるたにはA~Eまでの5つの級があり,私は現在C級です。中国人ではまだA級はいないので,最初のA級取得者になりたいです。中国の方にももっとかるたを知ってもらい,中国で大会ができるようにしたいと思っています。
左さん,これからも競技に勉強に,がんばってください。