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KCGIで研究活動中の張先生が帝塚山高校生徒にVRを指導

帝塚山高等学校でVRを題材にした英語による授業を担当する張先生。張先生は2022年8月からKCGIに外国人特別研究員として訪れています
帝塚山高等学校でVRを題材にした英語による授業を担当する張先生。張先生は2022年8月からKCGIに外国人特別研究員として訪れています

京都情報大学院大学(KCGI)に,日本学術振興会(JSPS)の外国人研究者招聘事業による特別研究員として訪れている張光子先生(中国・北方工業大学在籍)が2023年2月8日,奈良市にある私立 帝塚山高等学校に招かれ,VR(仮想現実)など張先生が研究中の最新技術を題材にした英語による授業を担当しました。生徒たちはVRのデモに興味津々で「すごい」「面白い」といった声があちこちから上がり,授業終了後もゴーグルを手に取ってなかなか教室から出ようとしなかったほど盛況でした。

同校は近年,JSPSのサイエンス・ダイアログ(世界各国より日本の大学・研究機関等へ研究のために滞在している優秀な若手外国人研究者を講師として高等学校等に派遣し,自身の研究や出身国に関する内容をテーマに英語によって講義するプログラム)に応募し,関西の大学で研究している外国人の研究員による授業を実施しています。張先生は約1時間40分の授業を受け持ち,女子生徒50人が聴き入りました。

授業では,張先生が続けているVR研究の意義に加え,AR(拡張現実)やMR(複合現実)についても解説。360度カメラで教室内を撮影し,その動画をVRゴーグルで見ているところをスクリーンに映し出すデモを実施,生徒たちも実際にゴーグルを被りVRの世界を体験しました。また授業の冒頭には「自分の夢を実現するにはどのようにすべきか,ただ夢を思い描くだけではなく,具体的なステップを考えるべき。たとえ小さいステップでも一段一段上ることで夢にたどり着ける」と自らの経験を踏まえた言葉を生徒たちに投げ掛けました。

張先生は2022年8月から1年間,KCGIでVRの最先端技術について研究します。歴史のある京都をVRビデオで収録し,さまざまな文化や歴史的遺産をインタラクティブに紹介するコンテンツを制作中。その過程のなかでVRの新しい表現手段を発見しながら,国際的な相互理解の一助にもつなげたいとしています。

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