
学校法人情報大学 京都情報大学院大学(KCGI),京都コンピュータ学院(KCG)などKCGグループは2025年6月28日,KCGI京都駅前サテライト・KCG京都駅前校大ホールで全国でオペラや宗教曲のソリストとして活躍するテノールの藤田卓也さんと国際的ピアニストの多川響子KCGI教授が共演する「テノール&ピアノリサイタル」を開催しました。第1部・第2部の2回公演で,会場にはKCGグループ学生のほか,本学の教育活動にご理解・ご協力いただいている皆様などの招待者も見え,豊かな歌声とピアノのリサイタルを堪能しました。
藤田さんは,島根大学卒業,同大学院修了後,渡欧。ドヴォルザーク国際声楽コンクール2位受賞。2004年にスロヴァキアのコンツェ国立歌劇場でヴェルディ『椿姫』のアルフレード役でデビュー,欧州各地の歌劇場や音楽祭で活躍し,国際的な舞台経験を持っています。2015年に藤原歌劇団入団,2023年には日本オペラ協会にも入団し,『仮面舞踏会』『カルメン』『夕鶴』など多くのオペラに出演するほか,宗教曲でも豊富なレパートリーを持っています。
多川教授は,京都市立芸術大学音楽学部卒業で同大学院音楽研究科修了(修士:音楽),ドイツのドレスデン・カール・マリア・フォン・ウェーバー音楽大学卒業。バロックから近現代まで幅広いレパートリーを持ち,国内外でソロリサイタルを数多く開催するほか,オーケストラとの共演,室内楽など多方面で活躍中です。「ベートーヴェンピアノソナタ全曲演奏会」(2009年~2011年)を成功させたことでも知られます。KCGIでは「音楽概論」を講義。2024年にはKCGグループ創立60周年を記念したベートーヴェン ピアノソナタのアルバムも制作しています。
第1部,第2部を通じ演奏されたのは次の曲目です。
- 新井満訳詞・作曲「千の風になって」
- 北原白秋作詞・福井文彦作曲「かんぴょう」
- ロッシーニ「踊り」
- シューベルト「アトラス」
- カプア「オ・ソーレ・ミーオ」
- ショパン「ノクターンNo.8 Op.27-2」
- ショパン「ポロネーズNo.7 Op.61『幻想』」
- レハール「喜歌劇『微笑みの国』より 君は我が心の全て」
- プッチーニ「歌劇『トスカ』より 星は光りぬ」
- プッチーニ「歌劇『トゥーランドット』より 誰も寝てはならぬ」
KCGグループでは,専門知識と技術を修得するだけでなく,学生の知性・感性涵養のため一般教養科目をカリキュラムに取り入れ,クラシックなどのコンサート,各種文化講演会,伝統芸能鑑賞会等を実施しています。こうしたイベントは一般の方々にも鑑賞していただいています。