京都コンピュータ学院(KCG)の姉妹校である米国ロチェスター工科大学(RIT)から学生16名と教員らが来日し,2026年5月30,31の両日,KCG京都駅前校でKCGのデジタルゲーム学系,京都情報大学院大学(KCGI)の学生らとRITの学生による「ゲームジャム」が開催されました。「ゲームジャム」は,クリエイターが集まり短期間でテーマに沿ってゲームを開発するイベントで,毎年開催しています。KCG/KCGI・RIT混合の6チームで,それぞれのスキルとアイデアを持ち寄り,熱気あふれる制作が繰り広げられました。
学生たちは,来日前にオンラインでもゲームジャムを実施。その作品を5月22~24日開催のインディーゲームの祭典「BitSummit」でも展示し,RITの学生らも会場を訪れました。29日には,オリエンテーションを兼ねたウェルカムパーティーが行われ,同日に京都駅前校大ホールで開催されたピアノトリオコンサートも一緒に鑑賞しました。言語の壁がありながらも,「ゲーム」という共通言語のおかげで,初対面とは思えないほどすぐに打ち解けていました。制作中は翻訳ツールを駆使してアイデアをぶつけ合い,よりおもしろいゲームを目指してチーム一丸となって取り組みました。今回のゲームジャムのテーマは擬音語や擬態語を意味する「オノマトペ」。日米でのニュアンスの違いを身振り手振りを交えて説明し合い,あちこちで笑い声があふれていました。
2日目の午後には,大ホールのステージで成果を発表。さまざまな擬音語・擬態語が飛び交うユニークなゲームが次々と披露され,会場からは歓声や笑いとともに,大きな拍手が送られていました。ゲーム業界で活躍するデジタルゲーム学系の卒業生も駆けつけ,後輩たちの努力をたたえました。KCGの高橋功先生は「お互いに持っているスキルを思う存分使って,ここでしかできない体験をしてほしい」,RITのAlbert先生は「お互いが殻を破って,協力してグローバルな活動ができることは非常に重要であり,学生たちにとって素晴らしい経験になっていると思う」と学生たちにエールを贈りました。
KCG/KCGIの学生は,「言語の壁や文化の違いはあれど面白いゲームを作りたいという思いを掛け合わせて最高のゲームを制作できたと思っています!」「世界中の人に通じるようなゲームとは何か考えるいい機会になりました」,RITの学生も「自分のスキルを大幅に広げるきっかけになった」「自分たちのアイデアを日本の学生たちが理解してくれた瞬間の表情は忘れられません。何かがパッとつながったようで,みんなが次々とアイデアを出し始めました」と話し,国境を越えたゲーム制作の楽しさと学びを実感した様子でした。
RITは1829年,米国ニューヨーク州ロチェスター市の郊外に創立された工学系の名門大学です。世界でいち早く1991年にIT学科を設置したことで知られ,特にCG・ゲーム・IT分野の教育,実績は全米トップクラスの評価を得ています。KCGは1996年に同校と姉妹校提携を結び,学部編入が可能な留学プログラムを展開しているほか,情報処理科に4年制大学卒業者を対象にしたRIT大学院修士課程留学コースを設けるなど,長年,活発な交流を続けています。